伊達者闘技場

後輩の斎藤ジョニーが案の定優勝して自分的にも平穏な気分で寝れますわ。前回(もしかしたら前々回)は見てなかったんだけども前に見た時から色々改善された点について企画者の試行錯誤が見られたのでコメント。
まず審査における事前投票とか観覧車投票なんかの重みが軽くなってたっぽくて良い傾向だと思った。基本的に音楽の質と投票数とかファン数というのは比例しないというのは音楽やってると感じる事なので、音楽の質を審査する番組として組織票に左右されにくくなったのは評価できる。
あと課題曲なんてのも導入されて、曲目について議論の余地はあるもののw面白いと思った。指定された曲をやるってのはピアノとかクラシック系のコンペティションとかをモデルにしたんだろうと思う。課題曲って案外、素の個性がでるからアイデアとか応用性とか音楽性を広く判断するのには向いてるのかもしれない。
クラシックのコンペティションなんかだとコンペティション毎に評価基準を持っていて激しい演奏が好まれやすいとかその逆とかあるらしいのだけれど、今回の伊達者闘技場の評価基準は課題曲で東北を代表する歌「青葉城恋歌」をしっかり演奏できるかどうかだったのかもしれない。というか演奏を見た時、ジョニー以外の優勝は無いなと感じた。クラシック的に言うなら技術も曲の解釈も他を寄せ付けてない感じがした。KUDANZとかアーニーガール(第2ステージに残れなかったけど)の演奏も有りだと思ったけどやっぱり王道が好まれるんだろうと思う。アルガママの課題曲もある意味王道で自分らの物にしてた感じはしたけどなんかちょっとダサかった。課題曲がちょっとバンドには不利だったのかもしれない。