韓国旅行(?)記

書きたい事は沢山あるけど出来るだけ削って書きました。

はじめに

海外の大学との合同ワークショップで先日まで韓国の大邱(テグ)という町に行ってきました。元々持っていた韓国のイメージは喧騒の町と殺風景な観光地と辛い食べ物という感じだったので、初めは学術的な交流という行動がかなり制限された状態で行く事にとても抵抗があったんですが、いざ行ってみると久しぶりの海外旅行という事もあり凄い解放感があって英語で発表する事さえ楽しかったです。

町並み

町の雰囲気は予想以上に近代的で違和感がほとんどない感じ。

日本の町並みの文字を変えただけの様な建物が並んでいて、その一方で道路は歩道まで広くて右側通行でどこも工事中で僕がかつて居たアメリカ西海岸の道路みたいだった。テレビを見てても日本的なCMとアメリカ的なCMの2パターンある気がして、この微妙なハイブリッド感が僕のアメリカ留学時代の記憶をくすぐって妙にテンションが上がった。少し裏路地に入ると大陸的な雰囲気も残っていたんだけど街中だと余り強くは感じなかった。韓国が日本だけじゃなくアメリカの文化も結構受けているのは、多分米露の代理戦争と言われた朝鮮戦争とかが関係してるんだろう。でも服装なんかもアメリカ的なマッチョイズムなファッションのと日本的な着こなし的なのがあったから実際に進行形の影響も当り前だけどあるっぽい。

ソウル駅

行きの飛行機は仙台から仁川国際空港まででそこからバスでソウル駅に行った。写真はソウル駅。

空港からのバスに同乗してたガイドさん曰く2002年の日韓ワールドカップの時に駅が新しく作り変えられたらしくてとても綺麗だった。構内にはテレビが幾つもあって、それぞれの前に椅子が並べてあったんだけど椅子が常にほぼ満席でみんなテレビの方を見ていた。韓国の人はテレビが好きなのか。あと駅に入ってる店の中でもファストフードは、一階にはマクドナルドとロッテリア、2階にはバーガーキングとケンタッキーという激戦っぷりで、なんじゃこりゃ
と思った。それだけ人でにぎわっているんだろう。僕はケンタッキーのプルコギバーガーを食べた。味はあんまりコクがなくて美味しくなかった。

KTX

韓国のKTXという名の新幹線。おそらくKorea Train Express。

これは日本でもアメリカでもなく(米国はそもそも鉄道後進国だけど)、フランスのTGVの技術で作られた韓国縦断特急。ソウルから釜山まで伸びている。結構乗り心地は良くて、日本の新幹線よりもシートの感じは好きだった。

次に韓国の酒。

左はマッコリ。飛行機で別の人が頼んだのを見た時もこのマッコリだった。最終日前夜に韓国人学生からお土産でただで沢山貰った。真中は焼酎。これは今一押しの焼酎みたいで、美人の若いタレントと一緒に写っている広告がいたる所に張ってあった。読み方は確か「チャム」だった様な。右は韓国のビールでハイネケンみたいなあっさりした感じ。この三つはどこへ行っても出てきた。右の二つはどこへ行っても混ぜて飲まれてた。結構うまい。右二つにコーラを混ぜる「コウジュンガンメイ」っていうお酒も飲んだ。普通に美味しい。
追記:「チャム」ではなく「ソジュ」でした。全然違った。ナカエ君サンキュ。

観光地

最後に観光で行ったパルゴン山のお寺の門。ソウルから遠い事もあって観光者はほとんどいなかったが中々良かった。

都会は日本やアメリカの文化に染まっていてもやっぱり昔ながらのものは大陸色が強くて面白い。色使いが絶妙だと思った。屋根の裏の端っこの方にも模様が合って明らかに組まれる前に模様を書いた様だったんだけども、設計者は中々想像力があるなあと思った。

まとめ

という事で近くて遠い国韓国はなかなか興味深かった。あんまり自由時間がなく探索できなかったけれども、自由時間の21時以降に地下鉄に乗ったり歩いたりして繁華街の方にまで足を伸ばせたのはかなり楽しかった。
ところで研究室の先生方から感想を聞かれた時に上に書いたような文化の考察の話をしたら、どうも英語の発表がどうとか他の大学の発表がどうとかって事を聞きたかったみたいで渋い顔をされてしまった。僕が空気読めてなかっただけなんだろうけど、それぐらい楽しかったという事で許してほしいなあ。