久しぶりに考える余裕が出来た

なんでエルレの音は重みがありつつもこんなにクリアなんだ。ドラムもギターも。ベースは殺されすぎだけど。
きっと音響の良い部屋で良い機材に良いマイクを適材適所でたくさん使って腕のあるレコーディングエンジニアが位置調整して腕のあるミックスエンジニアがミックスしてるんだろうな。まるでアメリカのR&Bみたいな。でもドラムはきっとオフマイクの音をあんまり使ってないんだろうな。
ドラムに関していえば俺の好みはどっちかっていうと少ないマイクで位相が悪くならないようにオンでセッティングして後はプレイヤーの腕に任せて録った音なんだけど。これにオフマイクがうまく取れればそれで十分だと思う。toeとかレッチリとか髭もそうだしミドリもそうだ。
70年代のファンクとかが好きな理由もこの辺に起因する部分もあるんだろうな。いや逆か。
話は変わってTower Of Powerを聴いてたら全部の楽器が拍が32分単位くらいでそろっててびびった。音を出すタイミングも音が消えるタイミングも全部そろってるせいで全部一緒になって聞こえて物凄い。ドラムとコンガが左右にPANを振り分けられてるのにリズムに芯が感じられるのは、ミックスやレコーディングのうまさも然ることながらドラムとコンガのリズムが寸分無く合っていて左右から同時にアタック音がなることで感覚的に真ん中から音が鳴っているように感じてしまうからなんです。波形編集がない70〜80年代はこれだから凄い。